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ブログの趣旨と関係ないですが、ふと大学受験時代が懐かしくなったもので。
自分のように、中学受験で中高一貫校に入るも、中だるみを起こし、英語が著しくできない人が一定数いる。
英語は積み重ねの科目なので、一度できなくなると取り返しが付かない。何とか心を入れ替えて、授業(長文の和訳とか新しい文法の説明)を受けると、意外とついていけて定期テストではある程度点数を取ることができるが、模試では撃沈する。結局は自分で復習し直すしかない。
しかし、英語が苦手になると自分では勉強する気がなかなか起こらない(人もいる)。先程も述べたとおり、英語は時間がかかる科目でもある。そこで取りうる対策は以下の通りだ。
- 早めに対策を始める(もっというと出遅れなければいい)
- 浪人する
- 英語はそこそこの点で諦める。
この中で私が取った対策は3.である。この「そこそこの点」が一体何点なのか考える。
ちなみに、東大は英語以外(ドイツ語、フランス語、中国語。あと韓国朝鮮語と英語の組み合わせも可)でも受験可能であるが、現役高校生には余りオススメできない。デメリットは以下の通り。
- 未経験の言語習得の難しさ
- 教材・人材の不足
- 高校必修の英語の授業が無駄になる
- 入学すると結局英語が必要
大学あるいは高校でそこそこ真面目に第二外国語を勉強していれば、選択としては十分にありえる。問題の難易度としては圧倒的に低いと聞くので。
さて、東大を受験する場合、英語はどの程度手が抜けるか考えてみよう。
考察にあたって、東大入試足切り点・合格最低点推移 - 東大受験まとめサイト UTaisaku-Webのデータを使わせてもらった。このサイトは、入学後の学部進学先の振り分け(いわゆる進振り)のデータも充実していて有用。
東大のセンター試験は英数国社理の900点満点。英語のリスニングは配点に含まない。基本的に英数国社理それぞれ200点ずつで、文系は理科、理系は社会が100点。
ここで足切りに引っかかると強制退場。余談だが、足切りにあった時、東大2次試験の受験料は返ってくる。
とりあえず足切り点は2012年の理一770点を除くと全て750点未満(リンク参照)。というわけで750を目標に考える。
理系のケース
①国語 140 数学 185 理科 185 社会 70 → 英語であと170点
②国語 160 数学 190 理科 190 社会 80 → 英語であと130点
文系
①国語 160 数学 160 社会 180 理科 80 → 英語であと170点
②国語 170 数学 170 社会 190 理科 90 → 英語であと130点
という感じで①の通り何だかんだ170点ぐらいは欲しいところ。
多分、平均的な東大生は②に加え、英語を190ぐらい取って、合計810点ぐらい取るのでは。
あと後期試験があった時代は、理社100点ずつとして800点満点で9割ぐらい取らないと後期は足切りだったので、英語170だと、理系は国語、文系は数学で180稼がないと厳しかった。
2次試験
配点は
センター分(文理共通):900点を110点に圧縮、750点なら約92点
理系:国語80 数学120 理科120 英語120
文系:国語120 数学80 社会120 英語120
合格点は550点満点で
文系 文一350、文二340、文三335から±20点ぐらい
理一・理二 300から330
理三 370から400
文一350点のうち、センター90点として260点必要。
国語 70点 社会 90点 数学 60点 → 英語 40点
文二、文三の人は、ここから英語ではなく他から削りましょう。それが無難。
理一・理二 センター90として、230点ぐらい必要。
国語 40点 数学 70点 理科 80点 → 英語 40点
数学60理科90というパターンもあり。
理三 センター100(国語ができる前提)として、290点必要。
国語 50点 数学 90点 理科 100点 → 英語 50点
あまり現実的ではないと思います。諦めて英語か他の言語をきちんとやりましょう。
結論
英語を手抜きして東大に合格する際は、
センター170点、2次英語40点
を最低目標に!
対策についてはまた今度書きます。
ちなみに私は理系で
センター:英語170 国語180 数学190 理科190 社会80 → 810
2次:英語40 国語40 数学70 理科80 → 230
という計画で臨みました。実際はこれより良かったり悪かったり。これについてもそのうち書くかもしれないです。