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技術系官僚になれなかった人の話

国家公務員(総合職)になれなかった話とか全然関係ない話とか。

国家公務員試験(総合職)の得点計算方法に関して

国家公務員試験

国家公務員試験の1次試験、2次試験とあるが、合格者やその順位を決めるための、得点計算方法は結構ややこしい。

国が公式にやることなので、一応、公開されている。

簡単のため、大卒程度のみ紹介する。

人事院の採用ナビのページ

総合職試験(大卒程度試験)|国家公務員試験採用情報NAVI

の下の方に、「合格者の決定方法」というpdfファイルがある。

http://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/sougousyoku/daisotsuteido_sougou/kettei13.pdf

以降、このファイルの中身に軽く解説を加える。

 

人事院としては、各試験の素点(実際の正解数など)をそのまま足すと、難易度の違いなどの影響が出て良くないと考えているのだろう。

そこで使ったのが以下の式。上のファイルから引用。

f:id:non-bureaucrat:20170308214215p:plain

この式の意味がわからなくても、「偏差値」ぐらいは使ったことがあるだろう。上の式は偏差値を少し弄ったものである。

 

偏差値について軽く解説。

まず一般に試験を行ったとき、受験者の平均点(上の式のM)と、点数のばらつき方(上の式のσ)が重要なデータになる。

例えば満点を取ったとしよう。

平均点が同じ試験でも、ばらつきが大きい場合、満点を取る人は結構いる。そのため傑出度は低い。逆にばらつきが小さいのに満点を取った時、傑出度は高い。

この傑出度を表すのが偏差値である。

偏差値の出し方は、10 ×(自分の点数 - 平均点)/(標準偏差)である。この標準偏差がばらつきの大きさを表すパラメータである。

直感的な理解では、平均点が70点で、標準偏差が10点の時、

  • 70点(ちょうど平均点)の人は偏差値50
  • 80点(平均点+標準偏差)の人は偏差値60
  • 90点(平均点+2×標準偏差)の人は偏差値70
  • 65点(平均点ー0.5×標準偏差)の人は偏差値45

である。

ちなみに統計学によれば、理想的な分布の場合、偏差値60で上位16%、偏差値70で上位2.3%である。

 

ここで人事院の式に戻る。

得点の式のカッコ内を見ると、偏差値の式の10のかわりに15を使っている。理由は全然わからない。強いてあげるなら、得点のばらつきを増やすことで、同点者を減らすというものか?それなら、全体の得点を1.5倍にするだけでも良いと思うのだが。

ともかく、人事院では差分を1.5倍にする。つまり、偏差値60なら、偏差値50(平均)からの差を1.5倍して、得点計算では65として計算する。つまり、平均点の人の65/50 = 1.3倍の得点が入る。

偏差値70なら、80として計算され1.6倍の得点。偏差値40なら、35として計算され0.7倍の得点が入る。

なお、人物試験(面接)については、ABCDEの5段階評価を行い、理想的な分布を仮定することで、偏差値を計算して、標準点を求める。

すなわち、もしAを取った人が、全体の4.6%ぐらいならば、その集団の平均は上位2.3%ぐらいになるはずなので、Aを取った人は偏差値70ぐらいになるはず。

 

そして、配点比率に関して。

  • 基礎能力試験(教養)2/15
  • 専門(多肢選択式=1次試験)3/15
  • 専門(記述式=2次試験)5/15
  • 政策論文 2/15
  • 人物試験 3/15 

となっている。

上の式を見ると、すべての試験で平均点を取った(X=M)時、合計500点となる。

つまり、配点比率2/15の教養試験で平均点を取れば 66.66→66点(切り捨てられる)。この試験で偏差値60、つまり「得点計算用の偏差値」が65のときは、66.66×65/50で86点となる。

ここで一つサイトを紹介する。

国家公務員試験得点計算室−ボーダー予想!−

過去の試験における、平均点・標準偏差のデータがのっているだけでなく、素点を標準点に変換してくれる。いろいろ数字を打ってみて、どのぐらい取れれば合格なのか、計算してみると良いだろう。

 

さて、一次試験は教養試験(配点比率2/15)と専門試験(配点比率3/15)から構成され、その合計点が一定以上なら通過できる。合格ラインをどこに置くのかは分からないが。

よく匿名掲示板で、傾斜配点だからといって、教養試験の素点+1.5×専門試験の素点を計算しているが、実際に用いられる得点は上の式で計算される。この傾斜配点は、ばらつきの大きさが同じ時のみに適用される。

すなわち人事院式の計算では、まず平均点を取ることによって、教養試験では66点、専門試験では100点が入る。それに加えて、

  • 教養試験で平均点に加え、標準偏差1個分高い点数を取れば、+20点
  • 専門試験で平均点に加え、標準偏差1個分高い点数を取れば、+30点

となるわけだ。

f:id:non-bureaucrat:20170308224656p:plain

ここに法律区分における1次試験のデータをまとめてみた。

データは得点計算室のもの(H24-27)、人事院のもの(H28)

http://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/heikin/shikenc2_heikin.pdf(pdf)

を利用。

最下段から分かる通り、専門の素点は1.5倍ではなく、1.2倍程度とするのが良いだろう。なお、専門を1.2倍して教養に足した点数は、相対比較のみに利用できて、標準点がどのぐらいあるのかという指標にはならない。

 

まとめ

基本的には、各試験のばらつきの影響を統一するため、偏差値のようなものを用いている。

法律区分の1次試験では、専門の素点を1.5倍ではなく、1.2倍して教養の素点と足すと良い比較。

国家公務員試験(総合職)1次試験について

国家公務員試験

ここでは春の試験の話。秋にやる教養区分(大卒程度)には触れない。

一次試験は、マークシートのみ。

主に専門と教養に分かれる。大卒程度と院卒者で僅かに差はあるが、基本は変わらない。

教養は、正式名称は「基礎能力試験」といい、いかにも「公務員試験」らしい問題。英数国理社いずれの分野からもでる。人事院の資料(pdf)

http://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/jyukennannnai/jyukennannnai_sougousyoku.pdf

では、文章理解(英・国)、判断・数的推理・資料解釈(数)自然・人文・社会(理社)と書かれている。基本的には大学入試レベルを逸脱しないと思って良いが、専門外も含め全問答えないといけないのと、時事問題等もあるため、以外ときっちり取るのは難しい。

特に数学に関係する分野で点差が付くと思われる。全て文章題形式となるので、文系には苦手な人もいるだろう。また中学入試を経験した人だとやりやすいかも。時間制限がそこそこ厳しいこと、問題の難易度に差があることから、取捨選択が大事。あとは、5択なので消去法や当て勘も。

大卒で3時間で40問、院卒で2時間20分で30問。院卒のほうが少ない。院卒は大卒の問題から、知識分野(自然・人文・社会)を多めに減らすことで思考力重視としているらしい。

年によって難易度が異なるが6割取れば良かったと思う。

私の場合、英語が苦手で時間ばっかり食って結局正解できないのと、数学が得意で時間さえあれば大抵解けるので、英語を基本的にはちょっと読んで当て勘で答えることにした。

英語→3割

数学→9割

国語・理科→7割

社会→4割

大体こんな感じで、合計7割〜8割を目安にしていた。

 

対策としては、人事院から取り寄せる過去問と、問題集の参考書を1冊購入。

ただし、過去問を2-3回流したら大丈夫そうだったので、あまり対策していない。

 

過去問の取り寄せ方法はよく覚えていないので、個人ブログのリンクを。

blog.goo.ne.jp

この方の通り、CD-Rを郵送してもらう方法を取った。写真記憶できる人とかでないと閲覧のみとか意味が無いので。紙に印刷したものだと1枚10円かかる。ちなみにCD-Rにはpdfファイルが入っている。

1回の申請に付き、郵送代164円、返送代1区分140円、CD代が100円は固定費で計404円。それに加え1受験区分1年につき210円。お金の問題より書類作成の手間と、手続きに1ヶ月ぐらいかかるのが大変。計画的にどうぞ。多少お金かかっても使う可能性のあるものは全て申請するのが良いのでは。

なお、マークシートの解答は付属しているが、解説はない。また記述式は問題のみ。あと大卒程度の政策論文の課題も付属する。

あと、平成23年度以前は、総合職試験は1種試験となっていた。引率者試験がないのと、問題の形式が多少異なる。ただ専門試験は1次2次ともほぼ同じなので、十分に利用可能。

一応買った問題集の後継版。

公務員試験 国家総合職 教養試験問題集 2018年度 (試験別問題集シリーズ1)

公務員試験 国家総合職 教養試験問題集 2018年度 (試験別問題集シリーズ1)

 

過去問には解説がないので、数学ができない人とかは参考書も使うといいだろう。

時事問題対策に一応こんなのを買った。

公務員試験 速攻の時事 平成29年度試験完全対応

公務員試験 速攻の時事 平成29年度試験完全対応

 

試験前に見ておいて出ればラッキーという感覚だったが、案の定出なかった。

また、知識系一般に言えることだが、5択問題といっても少し癖がある。

普通の人が想像する選択問題はこんな感じでは。

  • 源頼朝が実権を握ったのはいつか
  1. 1185年
  2. 1192年
  3. 1129年

余談だが最近の教科書は1185年を鎌倉幕府の始まりとしているとか。歯舞諸島歯舞群島とか、教科書も少しずつ変わる。

閑話休題。公務員試験の場合、

  • 次のうち、内容が最も正しいものはどれか
  1. 源頼朝は1185年、守護・地頭を全国に設置し、実権を握った。
  2. 室町幕府は1467年の応仁の乱で完全に実権を失った。
  3. 江戸幕府鎖国を行い、黒船来航までの間、貿易は一切行われなかった。

こんな感じで、各選択肢でバラバラの話をしているのだ。答えは1で良いはず。

だから、「あっこの問題、速攻の時事でやったやつだ!」と某真剣なゼミの漫画よろしく的中したところで、選択肢が一個切れるだけというパターンもあり得る。

知識系分野は無駄とは言わないが、コストパフォーマンスが悪い。

やはり英語か数学、知能系分野である程度取れるとラクだろう。

 

専門は院試に近いのでは。

私の受けた化学・生物・薬学区分では、必修問題10問と、選択問題30問。時間は3時間30分。

106題出題 40題解答

必須問題 基礎数学、基礎物理、基礎化学、基礎生物学の計10

選択問題 次の16科目(各6題)から5科目又は6科目を選択し、その30~36題の うちから任意の計30題解答

1.数学・物理、2.基礎物理化学・基礎無機化学3.物理化学・無機化学4.有機化学5.工業化学・化学工学、6.分析化学・薬化学、 7.薬理学、8.薬剤学・衛生化学、9.食品学、 10.土壌肥料学・環境科学・農薬、11.生化学・分子生物学12.応用微生物学・生物工学、13.発生生物学・生理学、 14.細胞生物学(形態学を含む。)・放射線生物学、 15.遺伝学・進化学、16.生態学(動物行動学を含む。)・系統分類学

 こんな風に書いてある。化学系なら1-6の選択がメジャーだろうか。私は有機化学が全然できなかったので、15の遺伝学・進化学を選択。

1科目6問なので、6科目取ると36問で、6問余る。これは自信がないものを外してよいということになる。この選択が結構迷う。時間はそこそこあるので、ゆっくり考えよう。

私の場合は、6.分析化学・薬化学と15.遺伝学・進化学を切っていった。

必修10問に関しては、化学と生物の両方から出るので、生物分野はなかなか当たらないが、そこは仕方無しとした。

6割ぐらい取れれば合格ラインだろう。

 

参考書として以下のものを。 

化学の頻出問題 (上・中級公務員試験 技術系よくでるシリーズ)

化学の頻出問題 (上・中級公務員試験 技術系よくでるシリーズ)

 

 

公務員試験 技術系スーパー過去問ゼミ 化学

公務員試験 技術系スーパー過去問ゼミ 化学

  • 作者: 資格試験研究会
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  • 発売日: 2011/03/23
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章始めの解説を一通りさらった後は、人事院で取り寄せた過去問をメインに。とりあえず解いて、間違えたorあやふやな問題を、ググったり、学部で使った教科書をみたり。

10年ぐらいやったところ、8割ぐらいまで行ったので、十分と判断。

なお、国2(一般職)・地上向けと書かれていても、そこまで大差ない。強いて言うなら1種(総合職)では少々、知識一発より計算問題が重要になるだろうか。内容がきちんと理解できていればそれでいい。

 

キャリア官僚の試験というと、難しそうに聞こえるが、一次試験はマークのみでまだ大したことはない。過去問等をやり、どこで点を取るのか戦略を立てていこう。

国家公務員試験(総合職)はとりあえず申し込もう

国家公務員試験

あと一ヶ月で1次試験の申込みの時期。ここ数年は4/1付近から申し込み開始。

申込みは人事院のページから、ネットを通じて行う。

国家公務員採用試験インターネット申込み

特に大学院へ進学しようと思っている人に、知っておいてもらいたいのだが、とりあえず申し込むというのが良いと思う。

 

初めて受験する人はこのように考えているかもしれない。

  • まだ対策していない
  • 日程の都合上、受けられるかわからない
  • 今年は就職しない

これらの懸念は一切気にする必要はない。1次試験は案外受けるだけで通ってしまうこともあり、その後から2次試験の対策をしても良い。

受験料は無料なので、支払うコストとしては交通費と、受験票作成にかかる印刷代・写真代だけだ。ちなみに筆記試験はスーツを着る必要は全く無く、お出かけのつもりでいい。あと、申込みだけで当日受験しなくても良い。民間企業で無断欠席をやると大問題だが、国家公務員試験の場合、過去の受験履歴は一切関係ない。

一つ大事なことは、合格するとその資格は3年間有効ということだ。学部4年で合格できれば、修士2年で(国家公務員試験をすっ飛ばして)官庁訪問を受けることができる。

大卒程度試験は、受験資格は年齢のみなので、浪人していれば3年生から受けられる。院卒者試験は、院卒見込みが必要なので修士2年から。

なお、修士1年で受ける場合、基本的に大卒区分で受ければ良い。

一度受けることで雰囲気がだいたいつかめるし、特に2次試験の人事院面接は一度受けておくと、本番に役立つと思う。不合格or席次が悪いならまた受け直せばいい。

もし受かってしまえば、修士2年の時、万が一受験できなかったとしても、官庁訪問から始めることができる。この保険は非常に大きい。

学部4年生で合格したケースで、修士1年で受ける必要は流石にないかもしれない。ちなみに受けること自体は可能で、実際に受験した。私の場合、場馴れだけのためであったので、無対策で受けたら席次は落ちた。なお、最終的には院卒区分の資格を使ったので関係はなかった。

 

なお院卒者が過去の大卒区分の合格資格で入省すると、大卒区分と院卒区分の差があるため、少し初任給が減る。ただ大卒区分の修士卒は、2年間の職歴のようなものが加算され、大卒後3年目に相当する給料になるので、そこまで院卒区分と差はない。

特許庁のパンフを見ると平成29年4月現在の初任給は

大卒新卒→219,240円(2級1号)

院卒(大卒区分)→246,960円(2級9号)

院卒(院卒区分)→251,280円(2級11号)

確か総合職試験だと2級というカテゴリーで始まる。大卒区分だと1号からスタート、普通の勤務成績でいくと1年に4号増えるので、修士2年なら9号。但し院卒区分だと11号からスタートするみたいな話だったと思う。その後働いていくと号が増え、昇格すれば級が増える。

 

ちなみに記憶にある筆記試験の会場

何回も受けたせいで記憶がぐちゃぐちゃである。一次と二次の違いもよく覚えてはいない。

ついでに書いておくと、2次試験の面接は基本的にさいたま新都心の合同庁舎で、秋の教養区分試験だけは農林水産省分庁舎(三番町分庁舎、九段下駅)だった。

東京都の会場は複数ある気がするのであくまで参考に。

 

以上まとめ

国家公務員試験の申込みはノーリスクでリターンも大きいので、少しでも興味があればとりあえず申し込んでおくこと!

実際に受けるかは申し込んでから考えるのでも良い。

センター英語を170点で逃げる

大学受験

 

non-bureaucrat.hatenablog.com

前回の記事。

英語を切ると言っても、東大に合格するにはセンターで170/200、2次で40/120ぐらいは取りたいという結論だった。

具体的な方法について紹介。

 

センター170点とるには。

多分東大最底辺の点数だが、30点しか落とせないのは苦しい(個人的な感想)。

2017年センター英語の構成

www.keinet.ne.jp

第1問(発音・アクセント) 14点

第2問(文法・並べ替え・応答文完成)44点

第3〜6問(読解)142点

凄く雑な書き方だが、ざっくりいうと、「もし全て日本語で書かれていたら」全て解答できるのが読解系、できないのが文法系。読解系は142点。文法系は残りの58点。

戦略としては、読解系で130点ぐらい取っておくのが良いと思います。2ミス前後までですね。

 

幸い、大抵の学校ではセンター演習を何かしらやってくれる。どうせ受けないといけないのであれば、内職せずに活用すべきと私は思う。その分自主学習を減らそう。

ちなみに塾の東大英語講座を受けてもセンター英語には役立たない。もともとセンターぐらい余裕な人が受ける前提なので、そうじゃない人が受けても何一つわからない。今から頑張ればという問題ではないので、さっさと辞めた方が効率がいい。

 

さて、読解には2つの要素が必要。

  • 構文の理解
  • 単語・熟語の理解

辞書を使えばすらすら読めるのであれば、構文は理解できている。単語はわかるのに文章の意味がわからなければ、それは熟語もしくは構文の理解が足りていない。

とは言え、センターレベルではそこまで複雑な構文はないので、読解系の問題であれば、構文がじっくりやらなくても何となく意味はわかり、解答は可能である。

また、何となく意味がわかると言う点では、全ての単語を理解する必要ない。2ミスぐらいはして良いし、消去法・当てずっぽうという手段も。

 

私のおすすめは、単語・熟語を最低限やり、あとは実戦経験による「勘」を身につけること。

最低限の単語・熟語はこれ。

DUOセレクト―厳選英単語・熟語1600

DUOセレクト―厳選英単語・熟語1600

 

 DUO select。コンセプトはかの有名なDUO 3.0と同じ。単語と熟語を複数含んだ例文を載せることで、暗記労力を減らすというもの。DUO selectでは単語1000、熟語600が例文377本に凝縮。到達レベルとして、英検2級、TOEIC550-620、大学入試偏差値55-58とある。

ちなみにDUO 3.0は単語1600、熟語1000で例文560本。到達レベルは英検準1級、TOEIC600-780、大学入試偏差値58-65。

もちろん、余力があれば3.0をやるべきなのは間違いないが、とにかく1冊やることが大事。あと学校・塾で使った単語帳があれば、それを使うのも手。しかし大抵の単語帳は熟語帳と分割され、2冊やらないと行けないのがネック。もしも、ほぼ一からやるのであれば、DUO selectはおすすめ。

 

DUO selectはとにかくコンパクトなのが良い。今、手元にないが、amazonには16.2 × 12 × 1.2 cmと書かれている。文庫本が14.8 × 10.5 cmなのでほんの一回り大きいだけ。大きめのブックカバーなら入ってしまう。電車で勉強をしたくない人でも、ブックカバーに入れると開く気持ちになれる(個人の感想)。

DUO selectはCD版もある。

DUOセレクト CD

DUOセレクト CD

 

 本家のDUO 3.0はDUO 3.0 / CD復習用(例文のみ)と DUO 3.0 / CD基礎用(和訳、単語説明も流れる)に別れているがselectの場合セットになっている。

個人的には復習用のみで良かったが、それは両方聞いてみての結論なので、やはりセットになっている方が迷う必要もなくありがたい。ちなみに本にしてもCDにしても、selectのほうが安い。ただ、教材の本の場合、お金をケチる必要はあまりないとも思う。塾に通うと講習1講座で万単位でお金が飛んでいくが、本なら千円単位。ほとんど影響はないし、1冊ぐらいなら、間違えて一切使えない本を買ってしまってもいいぐらいの気持ちで良いと思う。なかなか自分にあった教材を探すのは難しいが、ピッタリあったときのパフォーマンスは素晴らしい。ある意味、期待値プラスの宝くじのようなもので、ハズレが出てもいいから、いろいろ試してみたほうが良い。自分にとっての当たりはこのDuo selectだった。

 

DUO selectの具体的な利用法。

まずCDを買う。高いけど価値はあると思う。復習用は36分でセンターの全範囲を網羅してくれるので便利。

復習用だけでも良いので、とにかく毎日聞く。寝ながらでも良いので毎日1回は聞く。余力があるときは本(もしくはCD付属の例文集、これがさらにコンパクト)を見ながら。

並行してスキマ時間に熟読。和訳の理解、綴りの暗記、単語・熟語の意味の暗記ができるようにする。

最終的に、CDの例文を聞いたときに、頭の中で例文が表示できて、単語・熟語の意味が浮かべられればOK

ただ、単語帳だけだと、実戦で出てきても思い出せないことも多いので、模試や授業を利用してより理解を深めること。

問題を解いていて、わからなかった単語があった時、DUO selectで調べる。

  • 例文中に載っていた → 暗記を深める
  • 派生語等として載っていた → 判断が別れる。本にチェックでもつけておいて、読むときに思い出すぐらいで良いのでは。
  • 一切載っていない → 諦める

この諦めるというのは、受験勉強の効率を上げるために割りと大事。先ほども述べたが、いくつか単語わからないぐらいですぐに不正解となるわけではない。それより、実戦経験を積んで、分からない単語がある状態でも、限られた情報の中から何とか正解の確率が高いものを選びぬく力が大事だ。

 

文法系について。

DUO selectに熟語がある程度のっているとは言え、ノータッチだと流石に厳しいか。文法系の定番は、

Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服

Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服

 

 

 

総合英語Forest 7th Edition

総合英語Forest 7th Edition

 

 

徹底例解ロイヤル英文法 改訂新版

徹底例解ロイヤル英文法 改訂新版

 

このあたりだと思うが、こいつらはみんな分厚すぎる。

基本的に、私は薄い本が好きです。いや同人誌のことじゃなくて。

何だかんだ、本1冊をマスターすれば、一通りの知識が得られる。とりあえず1冊やるためには、できるだけ簡単で少なければ良い。

 

大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】 (東進ブックス 名人の授業)

大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】 (東進ブックス 名人の授業)

 

というわけでこの辺りで良いんじゃないでしょうか。私のときは何を使っていたのか覚えていません。やったのかすら怪しい。

ちなみに、余裕な章があったらどんどん飛ばしてしまっていい。とりあえず最後まで行ってから、飛ばした章をやるか、他の勉強をするか考えよう。

発音・アクセントはほぼ捨てた。コスパ悪いので。

ただ、

覚えておいて絶対損はしない ! 「英語のアクセントのルール」 - Yahoo!知恵袋

-ic -ical -ity -ety -tion -sionの一個前にアクセント、っていうのは便利なので覚えても良いかも。あとは単語帳のCDを聞くようにする。知らない単語が出たら潔く諦めましょう。

 

ちなみに参考書の中には、センターに特化したものもあるかと思います。

個人的には英語については、読解がメインとなり、これはつまるところ最低限度の単語力があればよく、そこまでテクニックが効いてこないと考えています。センター形式の問題は、過去問・模試で十分なのでは?

塾のセンター英語系の講習も同様で、あまり期待しすぎないほうが良い。気休めに1回ぐらいは受けても良いかもしれないが、多分何回も受けても効果がない。参考書で薄くてもいいから広くやるのが大事。

 

総括

読解系が142点→130点取る

文法系が58点→40点取る

単語帳を1冊、文法系参考書を1冊。薄くてOK。あとは実戦経験で勘を磨いてなんとかする。単語がわからなくても諦めない。

 

当ブログは英語ができない受験生を応援しています!

東大受験において英語を手抜きで済ませる場合の最低目標

大学受験

単語王>シス単>DUO>シス単BASIC>>>>>ターゲットhttp://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1487912678/

ブログの趣旨と関係ないですが、ふと大学受験時代が懐かしくなったもので。

自分のように、中学受験で中高一貫校に入るも、中だるみを起こし、英語が著しくできない人が一定数いる。

英語は積み重ねの科目なので、一度できなくなると取り返しが付かない。何とか心を入れ替えて、授業(長文の和訳とか新しい文法の説明)を受けると、意外とついていけて定期テストではある程度点数を取ることができるが、模試では撃沈する。結局は自分で復習し直すしかない。

しかし、英語が苦手になると自分では勉強する気がなかなか起こらない(人もいる)。先程も述べたとおり、英語は時間がかかる科目でもある。そこで取りうる対策は以下の通りだ。

  1. 早めに対策を始める(もっというと出遅れなければいい)
  2. 浪人する
  3. 英語はそこそこの点で諦める。

この中で私が取った対策は3.である。この「そこそこの点」が一体何点なのか考える。

 

ちなみに、東大は英語以外(ドイツ語、フランス語、中国語。あと韓国朝鮮語と英語の組み合わせも可)でも受験可能であるが、現役高校生には余りオススメできない。デメリットは以下の通り。

  • 未経験の言語習得の難しさ
  • 教材・人材の不足
  • 高校必修の英語の授業が無駄になる
  • 入学すると結局英語が必要

大学あるいは高校でそこそこ真面目に第二外国語を勉強していれば、選択としては十分にありえる。問題の難易度としては圧倒的に低いと聞くので。

 

さて、東大を受験する場合、英語はどの程度手が抜けるか考えてみよう。

考察にあたって、東大入試足切り点・合格最低点推移 - 東大受験まとめサイト UTaisaku-Webのデータを使わせてもらった。このサイトは、入学後の学部進学先の振り分け(いわゆる進振り)のデータも充実していて有用。

センター試験

東大のセンター試験は英数国社理の900点満点。英語のリスニングは配点に含まない。基本的に英数国社理それぞれ200点ずつで、文系は理科、理系は社会が100点。

ここで足切りに引っかかると強制退場。余談だが、足切りにあった時、東大2次試験の受験料は返ってくる。

とりあえず足切り点は2012年の理一770点を除くと全て750点未満(リンク参照)。というわけで750を目標に考える。

理系のケース

①国語 140 数学 185 理科 185 社会 70 → 英語であと170点

②国語 160 数学 190 理科 190 社会 80 → 英語であと130点

文系

①国語 160 数学 160 社会 180 理科 80 → 英語であと170点

②国語 170 数学 170 社会 190 理科 90 → 英語であと130点

という感じで①の通り何だかんだ170点ぐらいは欲しいところ。

多分、平均的な東大生は②に加え、英語を190ぐらい取って、合計810点ぐらい取るのでは。

あと後期試験があった時代は、理社100点ずつとして800点満点で9割ぐらい取らないと後期は足切りだったので、英語170だと、理系は国語、文系は数学で180稼がないと厳しかった。

 

2次試験

配点は

センター分(文理共通):900点を110点に圧縮、750点なら約92点

理系:国語80 数学120 理科120 英語120

文系:国語120 数学80 社会120 英語120

合格点は550点満点で

文系 文一350、文二340、文三335から±20点ぐらい

理一・理二 300から330

理三 370から400

 

文一350点のうち、センター90点として260点必要。

国語 70点 社会 90点 数学 60点 → 英語 40点

文二、文三の人は、ここから英語ではなく他から削りましょう。それが無難。

 

理一・理二 センター90として、230点ぐらい必要。

国語 40点 数学 70点 理科 80点 → 英語 40点

数学60理科90というパターンもあり。

 

理三 センター100(国語ができる前提)として、290点必要。

国語 50点 数学 90点 理科 100点 → 英語 50点

あまり現実的ではないと思います。諦めて英語か他の言語をきちんとやりましょう。

 

結論

英語を手抜きして東大に合格する際は、

センター170点、2次英語40点

を最低目標に!

対策についてはまた今度書きます。

 

ちなみに私は理系で

センター:英語170 国語180 数学190 理科190 社会80 → 810

2次:英語40 国語40 数学70 理科80 → 230

という計画で臨みました。実際はこれより良かったり悪かったり。これについてもそのうち書くかもしれないです。

このブログについて

お知らせ

はじめまして。

このブログは技術系官僚を目指したもののなれなかった人が、その体験について書いたものにする予定です。

参考になるかもしれないしならないかもしれない。

国家公務員試験に4回合格し、10ヶ所以上官庁訪問を行ったという点では、結構珍しいケースではあるかもしれない。なぜそんなことをしたのか&なったのかについては追々。

就活期間中はかなりもがいていましたが、自分の中では今の進路に踏ん切りがついていて、もう官僚になるつもりはないので、自由に書いてしまう予定です。